四日市公害学習案内 ガイドブック5

公害学習・実践記録

被害者側の視点に立って

四日市公害と人権

工業の発達と公害
工業と公害 四日市ぜんそくを核として
資料として

 

 1997年、四日市公害裁判判決25年、四半世紀の節目年の頃から、「公害原点の地」を訪れる学校が増えてきました。市民塾や「公害を記録する会」が関係する回数も増え、ホームページへのアクセス数も増加してきました。そんな中で、学校の先生が、授業を行うための資料がなかなかないということがわかってきました。
 そこで、四日市公害学習案内、ガイドブックbT(教員版)を作成することになりました。
 
 市民塾や「公害を記録する会」が関係したところからいただいた指導案や実践記録を載せています。また、市民塾で話し合いこんな資料があったらどうかというものも掲載しました。
 
 1999年7月24日、四日市公害学習講座が教員の方を対象にして開かれ、四日市公害裁判の原告の一人である野田さんが、次のようにおっしゃっていました。
「四日市裁判以前に、もし、みなさん方みたいに、関心のある人が四日市におったら、こんな大きな裁判にならんだかも分からんし、こんな都市にならんだかも分からんわな。」
 
 掲載した実践を参考にされ、野田さんをはじめとする被害者の方々の生活や言葉を学習し、現在の自分たちの生活に結びつけていくような実践を期待しています。