四日市再生「公害市民塾」

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【34】沈黙の春 一市民 01/6/20(水) 20:34
【35】Re:沈黙の春 市民塾 01/6/23(土) 8:18

【34】沈黙の春
 一市民  - 01/6/20(水) 20:34 -

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   日曜日、NHKでR・カーソンの「沈黙の春」を興味深く見ました。戦後アメリカ経済の繁栄の絶頂期にDDT等化学物質の有害性をいち早く告発したR・カーソン女史の先見性に驚きました。「人間は化学物質から身を守る権利がある」とは重い言葉です。女史は化学会社や御用学者の誹謗中傷を跳ね返し信念を貫きました。
昆虫がいない街は本当に清潔で安全なのでしょうか。昆虫や動植物と共生できる社会こそ健全だと感じました。現在でもシックハウス症候群や大気中の化学物質で悩む人は多いと思います。四日市公害の歴史を風化させないことが健康で文化的な生活を保障する決め手だと考えています。
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【35】Re:沈黙の春
 市民塾 E-MAIL  - 01/6/23(土) 8:18 -

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   ▼一市民さん:
 何のために公害を記録するのか,その答えの1つは,魯迅の文章に書かれてある,「忘れっぽいそのために,前人の過ちを再び繰り返す」そうならないためにです。
 戦争の危機が迫る時,ことのほか,戦争体験が強調され,かつて記録されたものは改めて公にされたり,また新たに記録されたりもします。そこには事実の重みがあり,人々をして,戦争の悲惨を思い知ら占め,人類の進歩に役立つ科学は,その一方で人類を滅ぼすものともなっていることを認識させ,平和が強く望まれるようになります。
 公害は,そのために人間が傷つけられ,病人にされたり,死ぬことになることさえあります。公害もまた犯罪なのです。
 ただ,四日市にコンビナートができたことで,四日市の市民全部が直ちに公害病になるわけではありません。市民の何%かの人たちが,公害病認定患者になります。だからといって,「人間のある程度の犠牲はやむをえん 」と言ってのけた四日市市長がおりましたが,一部の利益のための犯罪の犠牲になるなどということが許されていいはずはありません。

公害を記録する会の澤井余志郎氏の言葉です。
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