四日市公害患者はいま ?
まちづくり検討委員会のなかの、除本理史先生チーム5名の先生たちは、この夏(2005年)、公害患者と遺族、自治会長、社会福祉関係者、医師、市民センター館長など、精力的に聞き取り調査研究をしてこられ、9月11日で公害患者関係はひとまず終了ということになり、聞き取り人数のもっとも多かった磯津で、磯津東西南北の町世話役と加藤光一会長、野田之−さんなどが、除本先生たちを囲んでの話し合いをしました。
先生たちは各地の公害患者たちに接しており、そうしたなかで、四日市は、患者支援の運動が弱いのではないか、との指摘があり、同席していた沢井は、そのとおりなので、困っていた。
それと、患者に対して、市長や医師会などが、公害患者として見る、扱う、救済をしてくれているのだろうか、との指摘があった。
公害患者のなかには、ぜんそく発作をおこして救急で病院へ連れて行かれたさい、内科などで、一般のぜんそく治療をされ、あげくのはてに、医療費を請求される。公害認定患者の医療費は法律で、個人負担はないのに、公害原点の地の四日市の病院でこんな扱いである。
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