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高松海岸への臨港道路建設について

第4回は2001年9月3日、第5回は9月12日、10時、四日市港ポートタワー7階会議室。
 2回とも、地元の意見収集ということで、第5回は、天ヶ須賀自治会、天ヶ須賀新町企業団地、川越町工業団地、第6回は、日本野鳥の会県支部、はまひるがおの会、高松干潟を守ろう会が、それぞれ15分間以内ということで意見発表。
 6団体に共通していることは、この道路計画について、事前に今も、なんの説明もないということ。これについて港管理組合は、「白紙」です、「みなさんの意見に基づいて計画策定を」と、きわめて、民意尊重、民主主義、計画設定からの住民参加の態であるが、ポートビル展望室のジオラマには、「臨港道路かすみ4号幹線」の模型が作られ、パンフや図面などでも、これは白紙ですの但し書きなしに示されている。既成事実の積み重ねは進められている。
 傍聴にいって驚いたことの一つは、事務局席に職員が17名もいることで、並々ならぬ熱意の現れなのか、職場がひまなのか、はかりかねた。

 高松海岸はへの臨港道路建設については、朝日新聞の「論談みえ」に北海道大学教授(水産環境化学)の松永勝彦氏が、伊勢湾再生のために「干潟保全で浄化進めよ」という論考を出している。
 松永教授は、四日市に高校卒業までいたそうです。すでに、四日市の砂浜はすべて埋め立てられたと思っていたのに、高松干潟が残っているのを知って、「オアシスに出会ったような感覚」を覚えたそうです。松永氏は、干潟の浄化作用を述べた上で、伊勢湾の再生については、陸からの汚染物質を規制するだけではかなわないといわれています。
 木曽岬干拓にも触れ、ここを「干潟に戻そうという動きも出はじめている今日、高松干潟を子どもたちの体験の場として保全し、伊勢湾再生のきっかけにすべきではないか」と訴えています。

 

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