四日市再生「公害市民塾」

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【15】公害資料の活用は・・・ 市民塾 01/5/26(土) 15:19
【16】[管理者削除]
【42】資料館設置の要望 市民塾 01/7/20(金) 9:46
【43】Re:資料館設置の要望 市民塾 01/7/25(水) 6:20
【45】公害病認定患者の言葉 青空 01/8/3(金) 12:24
【46】Re:公害病認定患者の言葉 市民塾 01/8/7(火) 10:03
【60】Re:資料館設置の要望 市民塾 01/11/1(木) 22:21
【44】公害資料の保存・整備の必要性 市民塾 01/7/31(火) 7:10

【15】公害資料の活用は・・・
 市民塾 E-MAIL  - 01/5/26(土) 15:19 -

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   「公害資料館」と題されたこのHPは、まだまだ満足くものではないにしても、せっかく市が立ち上げたので、これを利用して本当に価値あるものにしていきたい。
 中身については、沢井氏の写真や資料が多く使われている。この部分は、被害者側の視点という意味では、評価できるが、切り貼り的な使用がされており、被害者側の声を本当に反映しているとは言いがたい。
 また、今後、このHPがどのように活用されるのか不安が残る。このように、公害について情報を発信したということは、当然、それにこたえて、全国各地から資料提供や質問がされることと思うが、どのようにそれに答えていくのかが今後の課題である。
 市民塾としては、市へ働きかけて、相互リンクをするよう求めていきたい。
 尚、「三重県環境学習センター」から、いかのようなリンクの申し込みがあり承諾したことを付記しておく。

三重の環境に関する情報の博覧会を企画しており、現在三重県下の環境関連Web情報を集めています(現在準備中)。
そのサイトに「四日市再生 公害市民塾」のホームページへのリンクをぜひ掲載させ
ていただきたく思いますが、よろしいでしょうか。

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【16】[管理者削除]
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<@>

【42】資料館設置の要望
 市民塾 E-MAIL  - 01/7/20(金) 9:46 -

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    来年の2002年7月24日は、四日市公害訴訟判決から数えて30年の節目の年となります。
 公害訴訟判決によって四日市の公害状況は大きく改善されました。これは、四日市のみにとどまらず、国の公害行政をも前進させることにもなりました。
 四日市は、1965年(昭和40年)の市単独の公害病認定制度発足ということもあり、戦後の大気汚染公害の原点の地となっております。
 そうした四日市公害について、事実を知り、「二度と公害を起こさない」(市の快適環境都市宣言)のために、四日市にも「公害歴史資料館」が是非とも必要であると思います。

1.四日市市立・公害歴史資料館をつくってください。

2.水俣市にあるような、単独の資料館が望ましいですが、現状では、それは望むべくもないと考えられますので、当面は、既存の市の施設・建物で発足させてください。

3.現在、四日市市には、市の「環境学習センター」(本町プラザ4階)と、三重県の「環境学習センター」(市内桜町)の2つがあります。県は、「エコ共和国を目指す」とあり、市は、「紙すきなどリサイクル工作」(環境省・総合環境学習ゾーンモデル事業)とあり、いずれも、公害学習はとりあげられていません。
水俣では、市内に、市の水俣病資料館と県の環境センターの2つが、いわば、公害と環境を分担しあっています。
四日市においても、適当な既存の市の施設・建物がないときは、現在の「環境学習センター」を「公害歴史資料館」に転換してください。

「四日市公害歴史資料館」(本町プラザ内を想定)

1.本町プラザ4階の全面使用することと、本年度をもって終わる「四日市市史」の編さん室(6階)を、資料館別室として利用する。

2.資料館には、1992年7月に、市と博物館とで、「公害の歴史」展を開催した際に制作した、年表や写真などのパネルを使用するのと、市史編さん室の資料を使用することで、当面の学習は可能だと思われます。

3.現在でも、公害関係資料の収集、整理・保存は、なされていかなければならないと思います。したがって、6階の市史編さん室は、重要資(史)料の保存と、新たに出てくる資料の整理・保存の別室として、そのための職員を配置していただきたい。

4.昨年、公害学習(社会見学)で、四日市を訪れた小学校5年生は、市内を含め10校ほどあり、本年は既に県外より2校の中学校2年生の来四もあり、総合学習・人権学習ともあいまって年々増える傾向にあり、それらについて、資料館で受け入れるよう配慮してください。

5.四日市市はこの5月から、ホームページ「かんきょう四日市」で“公害資料館”の発信をはじめられました。従来、ともすると、公害については及び腰との感をいだかせていたが、このホームページは、充実した内容であると評価しています。
それだけに、ブラウン管で流れる資料、ナマの資料を手にとって、じっくりと学習したいと思います。

6.四日市公害は風化しています。忘れ去られようとしています。忘れ去ってしまえば「2度と公害を起こさない」は空文になります。
資料館で「語り部」(無料ボランティア)を募ってください。退職教職員・市職員とか、公害患者と家族、退職コンビナート工場従業員、あるいは公害運動に参加したことのある人、これから関心を持とうという人、などなど、語り部グループを設け、グループでの学習をやりながら、小・中学生や、来四する人たちへの、公害学習ガイドにあたってはと思います。

7.四日市公害を忘却の彼方に追いやってはいけないと思いますが、それについては、四日市の教職員・市職員、並びにコンビナート工場従業員は、これが四日市公害だという基本だけは知っておくべきであり、資料館をそうした学習の場として活用すべきだと思います。

8.「資料館を建てても見に来る人は限られる、いない・・・」といったことを市の担当課が言っておられるが、そうした消極的なことでなく、水俣病資料館は今や修学旅行の定番にもなっているようで、環境学習センターはどこにでもありますが、四日市公害学習のできるとこは「四日市公害歴史資料館」しかないわけで、伊勢志摩への観光客・修学旅行が落ち込んでいるいま、水俣病資料館と並ぶ修学旅行定番の地としての積極性を発揮されてはと思います。

9.市は、都市計画マスタープラン策定について「四日市市まちづくり市民円卓会議」を設けましたが、そこでの目標として、環境については「公害の歴史を再認識し、地球環境にやさしいまちづくり」を提言しています。
公害歴史資料館は、公害の歴史を再認識する場を保証・提供することになると思います。

10.市政100周年を記念しての「四日市市史」の編さん発行は、予定より遅れたようですが、平成13年度をもって終了するとのことです。
その市史編さんに当たって集められた史(資)料は膨大なものですが、きちんと整理され、公害関係資料は、全国の大気汚染地区での資料収集・整理・保存の見本となるべきものとなっています。
それだけに、これらの資料を眠らせてしまうことは大きな損失であり、是非とも、その利用・活用のためにも、資料館を設けていただきたい。
ISETTは公害防止技術の移転・研究をされていますが、公害被害・歴史の情報発信もなされなければと思います。

11.60年代から70年代前半にかけておこなわれ、公害の歴史の中で重くしるされている四大公害訴訟の中で、公害資料館が存在しないのは四日市だけになりました。大気汚染公害の原点の地であり、ぜひとも資料館をつくり、津地裁四日市支部に永久保存されているぜんそく訴訟の書類・書証などを備えるべく、裁判所に払い下げを働きかけてください。

12.環境学習センターを公害歴史資料館にしていただきたいとのお願いをしていますが、公害資料館になったから従来の環境学習はできないということにはならないし、していくべきだとは思いますが、四日市市内に同じ内容の県の環境学習センターがあるので、役割分担といったことはなされるべきだと思います。

参考資料

<熊本水俣病>
水俣市立・水俣病資料館パンフ(等)
・世界の人々に伝えよう 水俣病の教訓
・入館利用状況
・資料館条例
熊本県環境センター
あの“ミナマタ”が環境教育の拠点に「聖教新聞」

<新潟水俣病>
新潟水俣病被災者の会 会報
 新潟水俣病資料館・基本計画まとまる

<富山イタイイタイ病>
イタイイタイ病対策協議会、清流会館しおり
 展示・資料室

<四日市公害>
公害市民塾ホームページへのメールなど
・大学教員
・一市民の意見
市広報
・まちづくり市民円卓会議の取り組み
 主な論点と目標
 環境・公害の歴史を再認識し、地球環境にやさしいまちづくり
市ホームページ“公害資料館” 「四日市ホームニュース」
環境省 総合環境学習ゾーン モデル事業
 全国84の学習拠点 一覧表
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【43】Re:資料館設置の要望
 市民塾 E-MAIL  - 01/7/25(水) 6:20 -

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   昨日、四日市公害歴史資料館の設置を、四日市市に正式にお願いしてきました。
市民塾の中で、その様子を報告してもらい、今後の活動について話し合いました。患者の会や遺族の会にも声をかけながら、「公害歴史資料館」設置に向けての運動を展開していこうということになり、さらに多くの方の協力を求めていくことになりました。
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【44】公害資料の保存・整備の必要性
 市民塾 E-MAIL  - 01/7/31(火) 7:10 -

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   岡田知弘(京都大学大学院経済学研究科教授)氏が、四日市市史編さん事業に関わって、感じられたことを以下のように記しています。

公害資料の保存・整備の必要性

 四日市市史編さん事業に関わって自分自身が感じたことを4点あげます。

1.公害問題の一般性と地域性
 公害問題は高度経済成長の裏返しとして、日本史の一断面ということで取り扱われる場合がよくあります。ところが、どこでも公害が起こったわけではないということに注意する必要があります。ある地域、例えば四日市市というところにコンビナートができて、それが排出する亜硫酸ガスによって四日市ぜん息が発生したわけです。西淀川の公害は西淀川の地域的条件があって発生したものです。このように非常に地域性のある現象です。この点をしっかり見すえる必要があります。公害をテーマに全国ひとつの資料集成をつくるということではなく、その地域に即した社会経済現象をトータルにつかめるものでなければ、公害発生そのもののメカニズムもその原因究明に関する論拠づけも難しいわけです。私は地域の様々な分野の資料と一体のものとして保存・利用されるべきだと考えます。

2.公害は終わったわけではない
 四日市でも公害認定患者の高齢化が進んでいますし、これまで発症しなかった人も新しく発症しています。ところが現在では新規に認定を受けられないという問題が起きています。四日市では今も問題が続いているわけです。これからも、どんなことが起こるかわかりません。様々な環境変化によって患者の症状の現れ方もちがってくる可能性が強い。その意味で過去の資料をしっかり保存しておくことが、今後の公害問題に取り組む上でも重要になるかと思います。

3.地球上で2度と同じ誤りを繰り返さないために(四日市での「初期公害」との関係で)
 四日市の戦前史を見ていると、誘致企業による公害が、すでに昭和7〜8年から出ていました。私はこれを「初期公害」と呼んでいます。東洋毛糸紡績という塩浜地区に誘致された工場が悪液を垂れ流していました。これによって魚介類が死滅してしまうということが起こって、当時、漁業組合等が猛烈な運動を展開しました。しかし、その解決の仕方が問題でした。市と県と毛糸会社が補償金を積んで、それで一斉に黙ってしまう。当時、石原産業が誘致される時期でしたが、今後石原産業に伴う問題に関しては一切保証を求めないという念書も交わされています。こういう歴史が、昭和36年版の市史には描かれていませんでした。四日市で上のような問題があったことを地元の人々はあまり知られていません。この史実が語り継がれていれば、戦後の四日市公害の展開もまた違っていたのではないかと思うのです。いずれにせよ、歴史を正しく語り継ぐことが重要です。
 他方、私のところに日本の公害問題を勉強したいという留学生がきています。中国をはじめとするアジア諸国は、現在、開発の進展のなかで大変な公害問題に直面しています。彼らは、日本の公害問題と、その解決方法などを学んで帰りたいというまじめな問題意識を持っています。日本の公害資料の保存と研究は、このような世界的な意義もあるのです。

4.公害資料の整備体制と公共団体、運動団体、研究者
 公害資料は、放っておいたら分散と喪失を免れないという危険性をはらんでいます。これらを整備するためには、いわゆるNPO、住民団体だけではだめです。公共が何らかの形−市史という形や、資料館をつくるという形等−で支援し、資料を保存する必要があります。その中で運動団体には牽引車となっていただきたいと思います。専門家である研究者の協力を得ながら、3者の役割分担をしっかりとつくっていく必要があると考えます。

詳細については、地域史の立場からみた被害者・住民運動資料保存の意義
−『四日市市史』を編さんして−
を参照してください。
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【45】公害病認定患者の言葉
 青空  - 01/8/3(金) 12:24 -

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   直接に、患者さんの言葉を聞く機会は、本当に少ないです。
個人的には、一番被害にあった方々の声をぜひ、聞きたいと思います。公害を二度と起こさないために、資料館で、語りべの方に活躍していただきたいと思います。

四日市公害でつらかったことの一つに、「傍観者としてのまわりの人たち」があったと思います。自分自身にことが降りかかってくるまで、行動を起こさない人があまりにも多かったように思います。事実を「知らない」ことの無責任さを考えたいものです。
公害歴史資料館のなかで、そういう人間の弱い部分も学んでいく必要があるのではないでしょうか。
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【46】Re:公害病認定患者の言葉
 市民塾 E-MAIL  - 01/8/7(火) 10:03 -

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   名古屋南部公害訴訟が和解(以下は、朝日新聞より抜粋)
 名古屋市南区の山口治さん(29)も原告の一人だ。国道23号から約100メートル離れた場所で生まれ育った。
 ぜんそく患者に認定されたのは6歳のころ。せきが止まらなくなり、何度も病院に運ばれた。学校も早退することが多かった。運動が好きだったが、医者から運動を控えるよう言われ、中学や高校で運動部はあきらめた。「自分の体をこんなにした原因を知りたい」という思いから、1次訴訟に参加した。
 最近、母幸子さん(64)の発作が悪化しているのが気がかりだ。
 「排ガス汚染は今も続いている。一刻も早く止めてほしい。母はせきをするたびに命を削っているのです」


四日市公害判決から29年
21世紀になっても、被害者側の思いは、ずっと変わっていません。どのような対策を講じ、再生に向けて、取り組んでいくかは大切なことです。しかし、このような被害者の思いや願いこそが語り継がれていかなくては、「二度と公害を起こさない」とした四日市の教訓は、生かされなくなるのではないでしょうか。被害者側の視点に立った公害歴史資料の保存の重要性をあらためて実感しました。
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【60】Re:資料館設置の要望
 市民塾 E-MAIL  - 01/11/1(木) 22:21 -

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   ▼市民塾さん:
>昨日、四日市公害歴史資料館の設置を、四日市市に正式にお願いしてきました。
市民塾と公害を記録する会は、7月24日、四日市公害の教訓に学び、ふたたびあやまちを繰り返さないようにと、公害資料館と「環境」ではなく「公害」学習センターをとの要望を市長宛に提出しました。
10月19日、そのお願いがどうなっているのかについて聞きに行きました。
詳細は、ホームページに載せたいと思っています。
<Mozilla/5.0 (Windows; U; Win98; ja-JP; rv:0.9.4) Gecko/20011019 Netscape6/6.2@10.16.35.10>

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