塩浜小学校の校歌が公害のために変わった

塩浜小校歌が変わる前

港のほとり 並びたつ

科学の誇る 工場は

平和をまもる 日本の

希望の希望の 光です


塩浜っ小 塩浜っ小 ぼくたちは

明日の日本 築きます

画像にさわるともう一枚の写真が出るよ。

塩浜小校歌が変わった

南の国から 北の国

港出ていく あの船は

世界をつなぐ 日本の

希望の希望の しるしです


塩浜っ子 塩浜っ子 ぼくたちは

明日の日本 築きます

「希望の光」は、当時は、夜でも昼間のように明るくしていた工場の「失望の光」をイメージさせた。


四日市南高校の校歌も変わった

四日市南高校歌が変わる前

登城ヶ丘の草の上

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炎をあげるスタックが

限りない未来を照らす

夢はらむ高みのかなた

この空は宇宙へ続く

新しい力を持って
四日市南高校歌が変わった

登城ヶ丘の草の上

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心にひめた問いかけは

限りない未来を目指す

夢はらむ高みのかなた

この空は宇宙へ続く

新しい答を持って

四日市南高校歌の作詞は、谷川俊太郎氏である。南高校創立20年の時に変わりました。

朝日新聞1978/10/12より
谷川俊太郎さんの話
このまま変えずに歌い続けても、高度経済成長によった私たちの過去を切実に自覚することができてかえってよかったかもしれません。
内心、忸怩(じくじ)たるものがありますが、すでに多数の生徒諸君に歌われてきた歌でもあり、改変は最小限にとどめた。