1963年夏 住みんそう動
橋北地区(牛起[うまおこし]・高はま町)での海岸うめたて
第2コンビナート工場ゆうち・そう業による公害発生
白はま青まつの牛起海岸は、その北側につづく、かすみがうら、とみ田はまとならび、海水よくや貝とりなどでにぎわう市みんのいこいの場であり、海岸にそって、市えい住たくと分じょう住たくがたてられた。
県、市は、牛起海岸をうめ立て、大きょう石油を中心とした第2コンビナートぞうせいを計画した。
☆大きょう石油牛起せい油所(4月 21.5万バーレルの石油せいせい)
☆中部電力四日市火力発電所 (6月 22万キロ×4もと 重油せんやき)
☆大きょう石油化学 (8月 エチレン4万トン ナフサセンター)
春から、これらの工場のし運転ミス、そう業後のすすのひがい、悪しゅう、そう音、しん動と、ひがいがぞく発、住みんは「しおはまのあやまりをまたくり返すのかと、はげしいいかりとふしんをあらわにした。
- 3月18日午後 大きょう和のボイラーテストで2時間20分にわたり、じょう気のものすごいふん出音で、住たく500こで会話ふのう。
- 4月16、17、18日の3日間、もうどくなスモッグが市内をおおった。
- 5月27日、大きょう和のボイラーえんとつから大りょうのばいえんがふき出す。ちょっけい2から5ミリの黒いすすが南北やく2キロ、東西やく1キロの人家に黒いボタン雪をふらせ、朝9時半のことだったから、せんたく物がよごれ、店頭の野さいやせん魚にもふ着、四日市ほけん所がはいきしょ分を命じた。
- 5月28日、中部電力四日市火力の安全べんテスト。午前9時から午後5時まで1分間い上の長さで15分おきに正かくにつづけられ、100メートルはなれたところでさえ、90ホーンをちょうすそう音(通じょうは60ホーンがげん界)ひじょうな金ぞく音に、住みん20数人が9時から3時まで会社がわとおし問答、午後4時、会社は病人、ようじ、ろう人をバス2台で、ややはなれた会社のりょうにひなんさせてぞっこう。
- 6月12日、15分間にわたって正体ふ明のガスが流れ、なみだが出る、むねがむかつく、にゅうじはちちをもどした。
6月14日、高はま三区のふ人たちは、ふろやで高はま町ふ人大会を開き、せんたく物についてのほしょうなどを勝ち取っていった。 |
第1コンビナート北西部、あけぼの町のカーボンブラックひさん反対
みつびしかせいがせいぞうする黒いびりゅう子のカーボンブラックが、夏のきせつ風で風下のあけぼの町いったいにひさん、まどをしめても、たたみなどがよごれる。ここでもふ人が中心で、よごれたせんたく物やざつきんを持って化せいにこうぎ。