誓約書(せいやくしょ)とは

うったえられた企業が、患者や地域の住民に対して「もうこんなことはおこさないようにします」と約束したものです。

誓約書には

うったえられた企業の他地区への進出の中止や新しい計画の見直しなどがかかれていました。また、住民に対して「立ち入り調査権」の約束もしました。この約束はとても画期的なことで、住民たちの運動の前にどうしても約束せざるをえなかったのでした。写真は、工場で公害を出さない努力をしているかどうか確かめているところです。
工場への立ち入り調査は、今でも続いています。

「立ち入り調査権」を使って、公害を出してないか調べる

「立ち入り調査権」は、1991年の東芝工場の進出に対しても、公害防止協定の中で約束されました。
ハイテク工場では、「立ち入り調査権」をみとめたのはこれが初めてのことです。
四日市公害の裁判で住民が勝ち取った権利がここでも生きています。