四日市公害犠牲者遺族の会 発足

四日市の町が住みよい環境を取り戻しつつあるのも、行政や企業の努力もさる事ながら、本当に多くの公害健康被害者や公害病でなくなられた市民の犠牲の賜物であることを忘れてはなりません。

「間違いの歴史を繰り返さないための四日市公害の記念物は、残念ながら今のところ四日市公害犠牲者慰霊碑しかありません。

その慰霊碑も、建立後21年を経過して補修が必要ですし、日常の整備、慰霊祭の継続、ご遺族各位の連絡、その他、四日市公害を風化させないためのはたらきかけなどに必要な資金は、現在まったく枯渇している状況で、募金を行う次第です。
趣旨をご理解いただき、協賛してくださるようお願いします。

四日市公害犠牲者の慰霊祭は、1977年10月23日に行われています。その際の犠牲者は184名でした。〔公害認定患者で亡くなった方〕現在〔1999年3月末〕では、亡くなった方は、732名となっています。

慰霊碑は、四日市市北大谷霊園の一角に立てられています。〔三交バス桜花台行〕(近鉄四日市西口3番乗り場)で青葉町西バス停下車。徒歩5から10分

会則


第1条 名称
本会は四日市公害犠牲者遺族の会と称し、四日市公害認定患者の会の物故者遺族と支援者で組織する。
第2条 目的
本会は次の活動を行う。
  1. 公害犠牲者の慰霊祭
  2. 公害犠牲者慰霊碑および周辺の維持保全
  3. 公害犠牲者遺族の交流
  4. 公害被害者の救済
  5. 公害防止に関する活動
第3条 役員
本会の3名の世話人を置き、主要事項は協議の上、会務を実施する。
第4条 事務局
本会に事務局を置き、日常の事務処理を行う。
第5条 会計
本会の会計は、会費、援助金、その他の収入によって賄い、会計年度は4月から翌年の3月末日までとする。
第6条 付則
運用上の細部事項については、役員と事務局で相談して対処する。

本会則は、平成10年7月1日から施行する。

≪事務局≫ 四日市市元新町5−14 塚田盛久 電話0593−51−4647

★塚田さんは、四日市公害裁判や公害犠牲者慰霊碑建立当時の四日市公害認定患者の会の事務局をつとめられた方です。