リストマーク 公害歴史資料館・設置にむけて−具体化のためのプラン

四日市公害学習と公害資料館

公害を記録する会

 2001年7月24日、公害市民塾と公害を記録する会とで、四日市市長に、「四日市公害資料館について(おねがい)」を提出しました。
 これについて、役所内の関係する部課で検討がなされているようですので、それらの動きや、実現について関心を寄せ、側面的援助をしてくださっている市民の方などのご意見をふまえ、 具体化のための一つのプランを考えてみました。

四日市公害資料館

  1. 市史編さん室が、収集・整理・保存している資(史)料のうち、公害関係分を、現在ある「市環境学習センター)へ移すという案があるが、現状では、活用されずに置かれているだけ、なくなっていく危険が大きいので、移設はしないことにする。

  2. 現在、整理・保存・収蔵されている、中央緑地内にある、市史編さん分室を「四日市公害資料館」とする。
    分室には、市史編さんにあたってつくられた、膨大な、そして貴重な史(資)料があるので、市史編さん終了後、図書館とか、博物館とかに分散せず、分室を「四日市市歴史資料館」として存続させる。
    したがって、公害と歴史との併設資料館となるが、名称は二本立てとし、現在の分室の入口を入って左側の狭い方の一画を「公害」、右側の広い方を「歴史」資料館とし、中間に、閲覧・研究室を設ける。

  3. 分室は、床下1メートルの校倉造りで、水害や、火災などにも配慮された建物で、資料提供してくださった方々のご厚意にも報えるものと思います。なによりも、心血をそそいで、収集・保存に努め、市史編さんを支えた多くの職員の愛着にも応えるものになると思います。

四日市公害学習センター

  1. 現在ある「環境学習センター」を、リニューアル(更新、再生・・・)、「四日市公害学習センター」とする。

  2. センターの利用は、小、中学生や、学生、市民一般の人たちが対象となり、学者・研究者と言った人たちは、公害資料館を利用することになると思います。

  3. センターには、四日市公害の歴史を見て、聞いて学ぶといったことで、1996年7月に開催された、市立博物館での企画展「公害の歴史」展のさい制作された【年表と、 四日市公害とは、 公害の歴史、 公害裁判と住民運動、 四日市市の教訓、 環境を考える】といった小テーマのパネルを展示するなどと、市民から提供の資料を活用などする。

  4. 公害学習線ターンリニューアルしたからといって、環境学習はしないではなく、環境学習をしていいわけだが、せっかく四日市市内に、三重県環境学習情報センターがあるので、市と県との役割分担で、県のセンターを利用することが望ましい。

  5. 聞くことの方では、語りべボランティア登録をぜひとも実現し、耳からの学習も重きをおいてほしい。

  6. 70人収容の研修室があり、視聴覚器財もあるので、小・中校生のみならず、教師・自治体職員や工場従業員も、このセンターでの研修をしてほしい。