リストマーク 公害歴史資料館・設置にむけて

四日市公害歴史資料館つくりを真剣に考える時期

四日市再生「公害市民塾」

年は、四日市公害訴訟判決30年の年に当たります。

史に残る四大公害裁判の地で、公害資料館がないのは四日市だけです。

政100周年で編纂されてきた「四日市市史」(全20巻)の編さんは、近く第19巻「通史編・現代」と、20巻「年表索引編」の発刊があり、今年度で終わります。第15巻「史料編・現代U」の三分の一近くは公害関係資料で、編さん室が集めた資料はきちんと整理され、いつでも活用できる状態にあるようで、こうした資料を眠らせておくのはもったいないことで、ひとり四日市だけでなく、全国各地どころか、公害後進国の公害対策にも活用できると思います。

は、5月から、“公害資料館”なるホームページの発信を始めました。内容はたいへんいいものになっています。それだけに、生の資料について学習できる場がほしいです。HPは、操作のできる人、かぎられた人、そして、どうしても一過性になる、発信されるだけの一方通行になりやすいので、落ち着いて学習できるところが必要だと思います。

日市の市内には、本町に「四日市市環境学習センター」があり、桜町に「三重県環境情報センター」と、同じようなのが2つありますが、どちらも四日市公害ぬきです。現在の状況からいってすぐに単独の資料館建設は無理であれば、それは将来の課題とし、当面は、県・市の役割分担はなされるべきであり、四日市市環境学習センターを「四日市公害歴史資料館」にすべきだと思います。

「二度と公害を起こさない」(市の宣言)、公害の歴史を伝えていくために、語りべボランティアを募り(資料館)、公害学習に応じていくとをやってほしい。