|
▼上野市立久米小学校 北川さん:
> * 澤井さんは、失礼な話ですが、認定患者でないのにも関わらず、そこまでして公害訴訟の活動に懸命に力を尽くされたのでしょうか。そのこだわりは、何でしょうか。
澤井さんの「公害を記録する会」の記録「公害」に、「公害を記録すること」と題して次のように書かれていました。
公害裁判では,10年に及ぶ公害の資料が持ち出され,加害企業を告発している。科学裁判といわれる1面を持ちながら,重油使用料,亜硫酸ガス排出量,亜硫酸ガス測定値,公害ぜんそく患者発生状況,大気汚染と疾病の調査研究など,数字で示され,学問研究で示され,四日市公害の加害責任が認証されている。
しかし,それほどまでに裁判で公害が明らかにされてはいても,何かが欠けている物足りなさが残る。
その物足りなさを補ってくれるのは,「もう殺してくれ,ってこんなに苦しむんだったら死んだほうがましだ」と,ぜんそく発作の時にうめく患者や,漁ができないばっかりに陸での土方仕事に行く漁師,そういった公害被害者の話である。
四日市公害については,あり余るほどの調査・研究,報告がある。それらは,公害裁判の中で,原告患者側の手によって,被告企業側の加害を一つ一つ明らかにしている。だがいずれもこれは“人間”の記録ではない。石油化学コンビナートの生成,発展の影の人間ドラマ,被害者の生の言葉,いわば“土語“で語る記録をつくり出そう。これこそが「公害」であり,そうした声を運動の原点にすえよう。あわせて公害の歴史の徹底的な点検を--------
全文をもっていますので、よければメールで送りますが・・?
|
|