四日市再生「公害市民塾」

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【65】澤井余志郎様へ 上野市立久米小学校 北川 01/11/11(日) 10:04
【66】Re:澤井余志郎様へ 阪倉 01/11/11(日) 20:58
【67】Re:澤井余志郎様へ 市民塾 01/11/13(火) 17:53
【68】Re:私たちにできること 四日市市立保々小学校 01/11/13(火) 19:25

【65】澤井余志郎様へ
 上野市立久米小学校 北川 E-MAIL  - 01/11/11(日) 10:04 -

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   先日は、本校5年生に大変貴重なお話を聞かせていただきまして、本当にありがとうございました。野田さんにも、お仕事でお忙しいところ、かけつけていただきましてよかったです。今子どもたちと、お二人のお話をうかがったことから、自分たちに何ができるか、話し合っています。塩浜小学校でうかがう時間がなかったので、誠に申し訳ございませんが、次のことについて教えていただければ、ありがたいと思います。何とぞよろしくお願い申し上げます。
 * 澤井さんは、失礼な話ですが、認定患者でないのにも関わらず、そこまでして公害  訴訟の活動に懸命に力を尽くされたのでしょうか。そのこだわりは、何でしょうか。
 * 野田さんや澤井さんが裁判を起こそうとされるにあたり、まわりからの差別的な見  方や声などはなかったのでしょうか。いただいた資料を拝見すると、そういったまわ  りからの厳しい声や冷ややかな目があったようですが、実際のところ、当時はどんな
  様子だったのでしょうか。
子どもたちと、あらゆる差別をなくしていくために、自分に何ができるかを話し合っていますので、ぜんそく患者の方あるいはお二人のように裁判に訴えようと立ち上がられた方々に対する差別がなかったのか、お聞きしたいので、よろしくお願いいたします。
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【66】Re:澤井余志郎様へ
 阪倉  - 01/11/11(日) 20:58 -

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   ▼上野市立久米小学校 北川さん:
> * 澤井さんは、失礼な話ですが、認定患者でないのにも関わらず、そこまでして公害訴訟の活動に懸命に力を尽くされたのでしょうか。そのこだわりは、何でしょうか。

この質問については、沢井さん自身に直接聞いていただくのが一番いいと思います。この掲示板だけでは、語り尽くせないのではないかと思います。また、答えは、私たちが考えるものではないでしょうか。
ただ、沢井さんの書かれたものの中に、ヒントがあるように思われるので、以下の文を参考にしてください。
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(“助っ人”と“黒衣”の反公害)より
公害に反対する。公害を防止させる。その運動の主体は地域住民と公害患者でなければならない、と思った。地域住民と公害患者こそ被害の実態を身をもって知り、大言する生き証人であり、工場側も、そうした人たちを無視しての操業は続けられないからである。しかし、そうはいっても、ひとりひとりの市民は、その日の生活に追われたり、幾重にも絡むしがらみを背負う地域住民にとって、反公害運動に明け暮れる余裕はない。 また、公害患者は病人であり、弱気になったりで、諦めがちにもなる。
  工場側は、それらをいいことにして公害防止を怠り、行政は手を打とうとはしないのである。何とかしなければ、と思った。そんなとき、磯津の漁師で、公害病入院患者の中村留次郎さんから、「労働組合で、“公害反対”と言っているだけじゃ、どうにもならん。わしら患者がどれだけ苦しんでいるか、そういうことも知ってもらい、これ以上公害患者を増やさんようにしてもらわんとな・・・。何だったら、わしらが入院しとる病室へ来たらどうや、夜中から明け方にかけ、患者が発作を起こして苦しんどるのがようわかる。」と言われた。
 労組などが、いくら大勢集まって、「公害反対!」、「公害なくせ!」って、こぶしを挙げたりしているだけではだめだ、というわけである。公害患者のナマの苦しみや、くさい魚で漁にいけない漁師、悪臭や煤煙などで、生活を脅かされる地域住民。そうした地域住民の地平で、反公害を進めなければならないことを知った。
 その手掛かりにと、カメラ、テープレコーダーをもって、三重県立大学医学部付属塩浜病院へ行った。ところが医師に、「この病室は、空気清浄病室なので、24人分の入院患者の空気しか送り込んでいないから・・・」、という理由で断られてしまった。
 しかし、これが契機となって、四日市公害の吹きだまり、と言ってもいい磯津地区へ通うことにした。

http://www.rt.sakura.ne.jp/~zensoku/zensoku/siryo/guide/sawai/ayudante.htm
↑ここに、前文が載っています。
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【67】Re:澤井余志郎様へ
 市民塾 E-MAIL  - 01/11/13(火) 17:53 -

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   ▼上野市立久米小学校 北川さん:
> * 澤井さんは、失礼な話ですが、認定患者でないのにも関わらず、そこまでして公害訴訟の活動に懸命に力を尽くされたのでしょうか。そのこだわりは、何でしょうか。

澤井さんの「公害を記録する会」の記録「公害」に、「公害を記録すること」と題して次のように書かれていました。
公害裁判では,10年に及ぶ公害の資料が持ち出され,加害企業を告発している。科学裁判といわれる1面を持ちながら,重油使用料,亜硫酸ガス排出量,亜硫酸ガス測定値,公害ぜんそく患者発生状況,大気汚染と疾病の調査研究など,数字で示され,学問研究で示され,四日市公害の加害責任が認証されている。
 しかし,それほどまでに裁判で公害が明らかにされてはいても,何かが欠けている物足りなさが残る。
 その物足りなさを補ってくれるのは,「もう殺してくれ,ってこんなに苦しむんだったら死んだほうがましだ」と,ぜんそく発作の時にうめく患者や,漁ができないばっかりに陸での土方仕事に行く漁師,そういった公害被害者の話である。

 四日市公害については,あり余るほどの調査・研究,報告がある。それらは,公害裁判の中で,原告患者側の手によって,被告企業側の加害を一つ一つ明らかにしている。だがいずれもこれは“人間”の記録ではない。石油化学コンビナートの生成,発展の影の人間ドラマ,被害者の生の言葉,いわば“土語“で語る記録をつくり出そう。これこそが「公害」であり,そうした声を運動の原点にすえよう。あわせて公害の歴史の徹底的な点検を--------

全文をもっていますので、よければメールで送りますが・・?
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【68】Re:私たちにできること
 四日市市立保々小学校 E-MAIL  - 01/11/13(火) 19:25 -

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   ▼上野市立久米小学校 北川さん:
 こんにちは。
 私たちの学校も野田さんと澤井さんにお会いして、お話を聞くことができました。
その後、子どもたちとできることを考えていると澤井さんに伝えに行きました。
そのとき、久米小学校が話題になりました。「ちがうことこそええんとちゃう」の歌を海岸で歌ってもらいとても感激したということでした。
 歌のコピーと子どもが読み上げた文のコピーをいただいたので、私の小学校でも紹介しました。
 私たちの小学校でも、「私たちにできること」を考えています。澤井さんや野田さんも招待したいと思っています。
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