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▼三重に住むAさん:
>判決後、企業は最先端の公害防止策を施しているようですが、
>あいかわらず行政の方は“変化なし”といったところでしょうか。
>ホームページを見て市民と企業は歩み寄っているという感じを受けましたが、
>行政は相変わらず、変わっていないということでしょうか。
行政の対応は、四日市公害を教訓として市政に生かしていこうという市政を感じることができません。例えば、四日市環境学習センターには、四日市公害のことをしっかりと学習するための資料がそろっているとは言えません。また、環境教育プログラムの中身を見ても、四日市公害にはほとんど触れられていません。
市長が、工場立地法を緩和するように国へ頼みに行くなどの行為は、四日市公害裁判で勝ち取ったものを放棄するようなものです。
企業側が四日市公害裁判後、「世界最高の技術」を使って、公害防止のために努力してきたことは、認めます。しかし、コスモ石油の火力発電建設に関わる一連の行動を見ていると、企業も市民の側にたっているとはとても思えません。
>公害に関する教育・環境汚染対策・工事計画など、
>これからどういうふうに四日市市・県が対応していくのかが気になります。
四日市市小山町に建設が予定されている廃棄物処理施設「ガス化熔融炉」に対する市民の反発も行政側の市民を無視した一方的な姿勢にあると思います。
このような姿勢は、四日市公害裁判では裁かれませんでしたが、判決は行政の姿勢を批判していました。このときの教訓は全く生かされていないといっていいでしょう。
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