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▼一市民さん:
率直なご意見をありがとうございます。
>マイナスイメージを払拭するため市民や行政がどのように努力改善したのか疑問です。
四日市公害裁判は、企業の過失を認めただけでなく、行政の誘致の仕方についても厳しい意見がつけられました。行政は、総量規制や救済制度をいち早くおこなったりしました。
現在の環境があるのは、野田さんたちが立ち上がり、それを支えた住民がいたからです。
しかし、時がたつとともに、マイナスイメージ払拭するには、どうしたらいいのかということばかりに目が向いてしまったようです。
コスモ石油火力発電所建設問題やゴミ溶融炉建設計画問題では、「先ず建設ありき」で、四日市公害裁判で学んだはずのことをすっかり忘れたかのようでした。
四日市公害裁判で住民側が、勝訴したとき、原告患者の野田之一さんが「あおぞらが戻ったときにありがとうといいたい」とおっしゃっていたそうです。
野田さんから「ありがとう」という言葉はまだ聞かれません。
>公害で深刻な反省がされたら四日市の街ももっと住みやすかったと思います。
四日市公害に30年以上関わり、公害を記録し続けてきた澤井余志郎氏が「人間は忘れっぽい動物である。忘れないためにするべきことがある。」とおっしゃっていたことを思い出します。
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